●生活導線がシンプルで効率的
　→上下階の行き来がなくなり掃除や育児など家事全般において、ストレスの少ない生活になります。また、平屋は2階建てに比べると坪単価が高くなるイメージがありますが、階段や無駄な廊下がなくなることによる坪数節約もしやすい場合もあります。理想の間取りにたどり着いてみれば、意外と予算内だったりすることも。
●メンテナンス費用を抑えられる
　→修繕費の中でも特に高額になりやすいのはずばり外壁塗装と屋根塗装。10年～15年に1度、100万円前後の修繕費がかかってしまうことも。また2階にトイレなどの水回りから水漏れなどが起きてしまうと修繕も大がかりになりがち。そういった面から、平屋のおうちは全体的に修繕費を抑えられる傾向にあります。
●構造が安定し災害に耐えるには理想的
　→2階建てに比べて建物の高さが低いため、台風や地震などによる外部からのエネルギーを受けづらいことが挙げられます。また、1階部分に2階の重量がかかってこないため、構造が安定しプランニングの自由度が上がる点もメリットです。

●大きな敷地（土地）が必要になる
　→例えば延床面積が30坪の2階建であれば、敷地に対して接地している面積は15坪。それに対して平屋の場合だと30坪の接地面積が必要になります。もちろん駐車スペース、お庭の確保もありますし、建築できる面積に法令の制限もかかってきます。そのため、まずは自分の建てたいおうちの規模感を把握すること、または現在お持ちの土地に合わせてプランニングをすることが重要になります。
●日当たりや通風の計画は慎重に
　→ワンフロアに全ての間取りを収めるため、敷地環境やプランの具合によっては、日差しや新鮮な空気がおうちの中心まで行き渡らない場合があります。中庭を作ったり、風の通り道を考えて計画をするなど対策はありますので、担当者としっかり打ち合わせを進めて行きましょう。
●水害時には浸水に要注意
　→沖縄県では毎年猛威をふるう台風。海抜の低いところでは浸水の被害が甚大になりがちです。2階建と平屋では被害の規模が大きく変わってきますので、土地購入の際には必ずハザードマップのチェックをしましょう。持ち土地に建築を検討する場合では、水害時のリスクを把握した上で、担当者としっかりすり合わせつつプランニングを進めていきましょう。